ぬか床が水っぽい!水抜きするの?
ぬか漬けの作り方を動画で解説【ぬか漬け百選動画】水分が増えすぎて水っぽくなった・・・水抜き?
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水抜きはダメ
ぬか床の水分には旨味や乳酸菌などの大切な菌達がギッシリ入っているので基本的に水抜きしてはいけません。
塩分や旨味や乳酸菌達がなくなり雑菌が繁殖しやすく、美味しくないぬか床になってしまいます。粉末の足しぬかをする
粉末の足しぬか「ぬかの素」を足して耳たぶぐらいの固さになるよう調節をしてください。
足しぬか後、酸味など風味が薄いとお感じの場合は20~30度ぐらいの暖かい場所に容器を保管し、ぬか床の表面に酵母菌の白い膜がうっすらと出てきたら発酵がしっかり進んできた印で良い味になっているはずです。塩の補充をする
水分が増えたから雑菌が繁殖すると思われがちですがそうではなく、水分が増えて塩分濃度が下がったままだと雑菌が繁殖するのです。
なので塩の補充はしっかりして正しい塩分濃度を保てば水分の多いぬか床でも雑菌が繁殖する事はまずありません。
塩の補充の目安は「きゅうり1本そのまま漬けて10~12時間で浅漬け」になる程度で様子を見ながら塩を補充しましょう。天日干しをしてから漬ける
軽く天日干しをして水分を抜いてから漬けるとお野菜から出る水分が減るのでぬか床に出る水分が少なくなり歯ごたえや旨みもぐっと増します。
1~24時間ほどでお好みの時間で干してください。
干す時間が長いほど水分が抜けて歯応えのあるぬか漬けになります。
ぬか床博士 宮階 眞一(みやがい しんいち) ある時は、 『ぬか床博士』(ぬか漬け博士) 《 京料理・茶懐石 ばんや 》の総料理長。京都大学にて【発酵学】を学ぶ。 化学物質を一切使わない、伝統文化の革新 をテーマに新プロジェクト研究開発中。 |